【韓国美容師免許筆記試験】第4章公衆衛生管理学の傾向と対策

韓国の美容師筆記試験 第4章は公衆衛生管理学です。

公衆衛生管理学は、筆記試験の中で最も難しく内容も多い分野です。

公衆衛生管理学からは、計21問程度出題されています。

全体が60問の試験なので、3分の1はこの公衆衛生管理学からの出題という事になります。

内容は難しいですが、合格のためにはここの分野をしっかり暗記しなくていけません。

公衆衛生管理学では、大きく9つの分野に分かれています。

  1. 公衆保健学
  2. 疾病管理
  3. 寄生虫疾患管理
  4. 保険一般
  5. 食品衛生と栄養
  6. 保健行政
  7. 消毒学
  8. 微生物総論
  9. 公衆衛生管理法

項目の一覧から見ても難しそうな印象がありますよね。

ひとつずつみていきます。

公衆保健学総論

公衆保健に関する問題は、約7問程度出題されています。

公衆保健に関する質問は比較的多く出題されています。

ここでは、公衆保健学の概念や人口構成形態、保健指標などを勉強します。

基本的な、公衆保健の目的や対象保健水準をはかるために必要な指標などは覚えておくようにします。

疾病管理

ここの分野で一番重要になるのは、法定感染症の分類です。

どの感染症が、どの等級に指定されているか分類できるようにしておきます。

この感染症の法定等級に関する問題は比較的多く出題されています。

等級ごとに感染時の申告義務や対処法も違うのでその辺りも理解できるようにしておくといいですよ。

病原体別分類や特徴など覚えることが多く、大変な分野だと思います。

寄生虫疾患管理

寄生虫疾患管理からの出題頻度はあまり高くありません。

寄生虫疾患管理からの出題はあまり多くないですが、時折出題されることもあります。

この分野の内容はとても少ないです。

出題時の対策としては、寄生虫の種類や特に中間寄宿が問題として出やすい部分です。

保健一般

このセクションでは、環境保健と産業保健を中心に勉強します。

気候の三大要素や不快指数、上下水道のこと、またそれぞれ定められている指数など細かいところで覚えることが多いです。

言葉の面ではそれほどむずかしい単語が多くないのでわかりやすいかもしれません。

特に、大気汚染のこと職業病についての問題が多く出題されるのでその辺りを重点的に勉強しておくといいと思います。

食品衛生と栄養

このセクションは、出題比重が高い方ではありません。

食品衛生と栄養は、さらっと勉強する部分です。

テキストの内容も少なめです。

中でも食中毒の種類別特徴は出やすいところなので押さえておくといいですよ!

保健行政

このセクションも、出題率が高い方ではありません。

このセクションも、テキストのページがとても少ないのでさらっと読んでおけば大丈夫なところです。

保健行政の定義や保健所の業務などを勉強します。

最近は、社会保障についての出題が増えてきてるそうです。

消毒学

消毒学は、比較的多く出題されるセクションです。

次の微生物総論を含め、計7問程度出題されています。

消毒一般では、用語の定義や作用から保存法まで。

そのあとに物理的消毒・科学的消毒と、さまざまな消毒方法を勉強します。

特にむずかしい分野だと思います。

それぞれに濃度や時間、何に効果があるのかなどを覚えなければいけません。

ここのセクションでは、各消毒法の特徴や消毒力の比較などが問題になりやすいです。

覚えることは多いですが、しっかり覚えれば点数を稼げる分野です。

薬品の濃度の問題などは、計算も出てきます。

計算法は、それほど難しくないので計算の仕方は覚えておくようにするといいと思います。

微生物総論

ここのセクションも、比較的さらっとできる部分です。

微生物の種類や特徴を勉強します。

問題としては、好気性細菌と嫌気性細菌の区分の問題が出やすいです。

公衆衛生管理法

公衆衛生管理法からは、7問程度出題されます。

筆記試験最後のセクションです。

ここでは、勉強することも覚えることも多く最もむずかしく感じる分野です。

日本の試験にはない部分なので、全て初めてのことばかりです。

公衆衛生管理法の定義の部分や営業を始めるにあたって必要なこと、衛生教育や美容業を行なっていく上での決まりや必要な手続きなど、これから美容師として業務をする上で知っていなければならないことがたくさんあります。

市長や知事、保健福祉部長官の業務内容の区別、違反した場合の処置などわかるようにしておきます。

法令の罰則などは全て覚えるのは大変なので、過去問などでよく出題するものを中心に暗記しておくといいと思います。

過料と罰金は間違えないように覚えておくのもポイントです。

まとめ

第4章の公衆衛生管理学は、量が多いので勉強していてもなかなか終わりが見えずに大変なところでした。

また、特に覚えることが多く全部覚えるのは難しかったので、出題問題を中心に丸暗記しました。

第1章の実技部分とは違い、実際にサロンワークで使う部分ではないので、ひたすらテキストを読んだり練習問題をしたりという勉強法でした。

法令と罰則のところが間違えやすい部分だと思います。

ひと通り勉強した後に模擬試験を数回やってみると、自分が間違えやすい問題が見えてくると思いますよ。

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