韓国の美容師試験の塾や予備校について

韓国の美容師免許を取得するためには、「筆記試験」と「実技試験」どちらも合格しなければいけません。

筆記試験は家で独学で勉強することができますが、実技試験はなかなか独学では難しいです。

そこで、韓国には美容師免許の実技専門の予備校や塾がたくさんあります。

そこでは、美容師免許の実技試験に合格できるように実技を教えてくれたり、様々なサポートをしてくれます。

日本でも、美容学校の他に国家試験対策として通える学校がありますよね。

私は、韓国の免許を取る時に実技試験に向けて塾に通いました。

実際、塾に通うに当たっていくつかの塾に見学に行きましたが、スクールによって少しずつ違うところがありました。

それをふまえて韓国の美容師免許取得に向けての塾や予備校について紹介します。

基本的に、週に2〜3回の授業

いくつかの塾を見にいきましたが、基本的には週に2〜3回、一回につき2〜3時間の授業時間のところが多かったです。

例えば、月・水・金の10時〜12時など、時間を決めて授業を受けます。

1日の中でも、午前中のクラス・午後のクラス・夕方のクラス・夜のクラスといろいろな時間帯があります。

時間帯や曜日は、基本的に都合のいい時間帯を選ぶことができ、毎週決まった曜日の決まった時間に通います。

その他の曜日や時間帯は、自主トレーニングの部屋が設けられていてそこで自由に練習していいという学校がほとんどです。

先生は担任制

学校に通い始めたら、まず毎回授業を見てくれる担任の講師が決まります。

最初から合格するまでずっと同じ先生が見てくれるところがほとんどです。

担当の先生が生徒の特徴や進み具合を見て、スケジュールを組んだり個別に授業を進めてくれます。

試験合格に向けて、練習が足りなところを指摘してくれたりひとりひとりに合わせて進めてもらえるので、そこが塾のいいところだと思います。

個々のペースで学べる

一緒の時間に授業を受けるクラスメイトでも、人それぞれやる課題内容は違います。

普通の学校と違い、みんなが同時に入学するわけではないので、その時その人がやるべき課題をそれぞれがやっています。

その時に学ぶ内容はみんな違いますが、最終的に目指すところはみんな一緒なのでお互いに刺激を受けながら勉強することができます。

学校とは違い、苦手なところを重点的に練習したり自分のペースでできるのが塾や予備校のいところだと思います。

基本的に4ヶ月コース!

ほとんどの塾や予備校は、4ヶ月コースになっています。

週に2〜3回真面目に4ヶ月通えば実技試験は合格できますよ!ということです。

だいたい真面目に学校に通えば、合格率は80パーセントぐらいだそうですが、しっかり授業に出ていても落ちてしまった場合は、最長6ヶ月まで通えるというところが多かったです。

塾・予備校の金額

学校によって差はありますが、だいたい15〜20万円ぐらいです。

その中に、材料費・道具代5〜6万円も含まれています。

実技試験に使うロッドやウィッグ、ハサミや白衣なども全てセットでなので、塾で一式購入すれば、あとで自分で買い足すものは練習用のウィッグやペーパーだけです。

早く合格してもギリギリ6ヶ月で合格しても、授業料は一律で変わりません。

なかには、キャンペーンなどをしていて授業料を割引している学校もあるので入学する際にはいくつか問い合わせてみるといいかもしれません。

塾や予備校は韓国語オンリー

基本的に塾の先生たちは韓国語しか話せません。

日本語ができる先生に巡り会えたら相当ラッキーだと思います。

しかし、韓国語がまだあまりできない人にとっては塾に通うことで少しずつ韓国語に慣れてきます。

私も最初は、韓国語に自信がなかったのですが塾で少しずつ理解できるようになり実技試験に向けて少し耳が慣れたように思います。

韓国語だけの環境に飛び込むのは、はじめは不安が多いですが、塾に行くことで技術だけでなく韓国語の勉強にもなったので良かったです。

塾に通うメリット

私が考えるメリットはこちらです。

  • 定期的に勉強することができる
  • わからないことは先生に教えてもらえる
  • 受講生同士で切磋琢磨できる
  • 練習場所が確保できる
  • シャンプーの練習は相モデルでできる
  • 自分では調べられない技術のコツやポイントを教えてもらえる
  • 試験前に模擬試験ができる

塾に通うメリットはたくさんありますがその中でも一番良かったと思うことは模擬試験ができたことです。

独学で絶対できないのが、模擬試験。

練習は一人でもできますが、学校でも模擬試験は一斉に数人で試験さながらの流れで行います。

実技試験に初めて挑戦する人は、課題の順番は分かっていても試験の一連の流れや動きは体験してないのでよくわかりません。

塾や予備用では、試験前に生徒数人で模擬試験を体験することができます。

私は特に、次の準備や行動指示の韓国語が聞き取れるか心配だったので、それを試験前に一度学校で体験できて良かったです。

デメリットとして受講費はかかりますが、その分得るものは多いと感じました。

まとめ

美容師の実技試験対策の動画は実はYouTubeでもたくさん出ています。

学校に行かなくても、家で動画を見て練習して試験に臨む人もいるそうです。

サロンワークしながら受験する人や周りにサポートをしてくれる人がいればいいですが、私のように周りの環境が整っていない場合には塾や予備校はとてもいいと思います。

塾は専門学校と違い、きっちり通わなくても行ける時だけ授業に参加するなど学校によっては自由に通えるところも多いです。

これから韓国の美容師免許を取る人の参考になればと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です