【韓国美容師免許筆記試験】第1章美容理論の傾向と対策

韓国の筆記試験のテキストの中で一番最初に出てくる項目【美容理論】の傾向と対策です。

筆記試験60問のうち、美容理論からは25問程度が出題されます。

私が筆記試験の勉強をしていく中でいちばん勉強しやすかったのが、この美容理論です。

基本的な美容の定義から始まり、普段のサロンワークでの技術、カラーやパーマの理論や定義などを中心に勉強します。

この項目は、日本の美容師免許を持っている人やサロンワークの経験者なら知っていることが多いので、韓国語さえ理解できれば難しくないはずです。

美容理論は大きく分けて11のセクションに分かれています。

  1. 美容総論
  2. 美容の歴史
  3. 美容用具及びヘア専門製品
  4. ヘアシャンプー及びコンディショナー
  5. ヘアカット
  6. パーマネントウェーブ
  7. ヘアセッティング
  8. ヘアカラーリング
  9. 頭皮と頭髪のヘア
  10. ウィッグ
  11. ヘアデザインとトータルコーディネーション

 

では、ひとつずつみていきます。

美容総論

美容総論からは、通常2〜3問ぐらい出題されています。

ここでは、美容の定義や目的、姿勢など、美容師の基礎的なことを勉強します。

美容師と理容師の業務内容の違いや正しい姿勢についての出題が多い傾向にあります。

基本的なことなのでそんなに難しくないですが、ポイントを押さえて覚えておけば問題ないと思います。

また、頭部の各ポイント名称やブロッキングの区分線の名称などが出てきますが、日本での名称とほとんど同じなので新しく覚える部分は少ないです。

美容の歴史

美容の歴史からは、2問程度出題されてます

美容理論の中で最も難しかったのが、この「美容の歴史」です。

基本的には世界的な美容の歴史と韓国での歴史とあるのですが、韓国の歴史は内容が濃く知らない髪型や歴史とのつながりを覚えなければいけないので少し大変です。

ここは日本でのテキストと違う部分なので初めてのことも多く、新たな勉強になるはずです。

ただ、出題されやすい内容はいくつかあるので過去問をいくつかやってみて出題傾向が多い内容を中心に暗記するといいかもしれません。

カラーやパーマの起源などは問題に出やすいので発祥の国や考案した人物を覚えておくといいと思います。

美容用具及びヘア専門製品

美容用具及びヘア専門製品からは、2問ほど出題されています。

ここでは、ハサミやレザーの特徴などが多く出題されています。

他にも、道具の使い方や名称、製品の選び方などの問題が多かったです。

普段使う器具や道具なのでそんなに難しいことはないですが、韓国語で覚えなければいけないので各部分の韓国語を暗記する必要があります。

問題自体は難しくないですが、どれぐらい韓国語を理解できるかによって正解率が左右する部分だと思います。

ヘアシャンプー及びコンディショナー

ここのセクションでも、2問程度出題されています。

ここでは、シャンプーの目的やコンディショナーの目的についてを勉強します。

基本的な定義や方法のほか、髪質に合ったシャンプーの選択などシャンプーやリンスの種類や特徴についても理解する必要があります。

経験者であればそんなに難しくないセクションです。

ヘアカット

ヘアカットからは、4問程度出題されます。

美容師さんであれば、得意な方が多い分野ではないでしょうか。

他のセクションよりも出題数が少し多いです。

カットの種類や方法などカット全般の技術についてです。

基本的な、ブラントカットから細かい修正法まで。

意外と知らない技法や日本では使わない用語なども出てくるのでそのあたりの暗記が必要になるかと思います。

パーマネントウェーブ

パーマネントウェーブからは、3問程度出題されます。

歴史のところでも少し出てきますが、ここのセクションでもう一度パーマの歴史や起源などを勉強します。

また、パーマの原理や使用する薬剤についての出題が多い傾向があります。

正しいプロセスの方法や失敗する原因なども押さえて勉強しておくといいと思います。

サロンワーク経験者にとっては、さほど難しくないセクションです。

ヘアセッティング

ヘアセッティングでは、3〜4問出題されます。

セットの基礎となるパーティングやカール、ステム、ウェーブの種類などを勉強します。

基礎的なことも多いですが、各ウェーブの名称や前髪の種類ごとの名称など覚えることが多いセクションです。

まんべんなく出題される傾向にあるので、全体的に勉強する必要があります。

ヘアカラーリング

ヘアカラーリングでは、3〜4問が出題されています。

カラー剤の種類や調剤法、また注意事項などを勉強します。

経験者なら知っていることがほとんどだと思います。

日本の免許取得時の内容とだいたい同じセクションです。

事前テストのことや薬剤選択時の色相のことも出てきます。

ここでは内容よりも問題を理解する韓国語レベルの方が重要かもしれません。

カラーをする時の注意事項や薬剤の管理法など、出題されやすい傾向があります。

頭皮及び頭髪管理

ここでは、2問程度出題されています。

ここのセクションでは、スカルプトリートメントの目的や方法、種類などを勉強します。

覚えることはそんなに多くないので難しくないですが、目的や効果はしっかり覚えておくといいと思います。

頭皮に合った適切なトリートメントがわかるようにしておくのも大切です。

ウィッグ

ここでは、1問程度の出題です。

出題される場合、ほとんどがウィッグの種類を選択する問題です。

ヘアピースの特徴や名称をしっかり覚えておけば問題ないと思います。

中にはウィッグの手入れ法について出題されることもあるので頭に入れておくといいですよ。

ヘアデザインとトータルビューティーコーディネーション

このセクションでは、0〜1問出題される程度です。

それほど重要視されていないセクションです。

ヘアデザインの4大原則や顔型によって似合うデザインなどを勉強します。

覚えることはあまりないですが、ひと通り目を通して頭に入れておくといいと思います。

まとめ

日本の美容理論と重なる部分が多いので、比較的前もって知識がある部分も多いかと思います。

また実際にサロンワークで普段から実践していることが多いので興味を持って勉強を進められるセクションです。

ただ、美容理論は11のセクションからできているので内容も盛りだくさんで全部勉強するのには、時間がかかってしまうところです。

セクションごとに頭を切り替えて勉強するといいかもしれません。

全体的にも出題傾向が多いパートなのでしっかり勉強できるといいと思います!

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